思いが伝わる３つコツで夫婦円満

　◆コミュニケーションとは継のように書かれています。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典出典)

　私は、自分の願う人生を生きるために、自分以外の人に自分の考え・感情を伝えることがコミュニケーションだと考えています。

　ご自分の考え・感情を伝えるために、次の3つの要素が重要です。これは会社でも、地域でも、家庭でも、友人関係でも同じです。

　上司が期待する能力が部下にあるかどうかは別として、 部下が自分で「自覚している仕事の役割」と、上司が部下に「期待する役割」が一致すればトラブルは起きません。 

上記と同じことが夫婦関係でも言えます。

　夫婦関係が難しい訳は、男女性差や性格の相違によって、１と２の「同じものを見ていない。一致していない」ことが多いからです。

　さらに、夫婦は相手に愛情を抱いているので、他人だと「相手の領域に踏み込まない」などの通常のマナー違反を数多くする傾向があります。

つまり、愛があるからこそ夫婦のコミュニケーション障害が起きるのです。

　これを心理的言葉でいうと、相手との境界線があいまいになると言います。境界線があいまいになるとは、自分と相手の区別がなくなり「一体化すべき」と錯覚してしまうことです。

　すると相手に一方的に期待し、その期待に応えないと非難・否定し、攻撃・罵倒・嫌味などでコントロールをしようとします。

　夫婦は個性も性別も違う個人同士であるという前提を忘れてしまうのですね。

　だから「愛する人を自分の思い通りにしたい」と思うのです。 

　そして、この「自分の思い通りにしたい」心理は誰でも抱く当然のことです。

　ですから、夫婦間のコミュニケーションは愛があるゆえに、お互いが「相手に期待する役割」と「ご自分が認識している役割」を一致させることが難しいのです。

　実は、人は心が満たされると心に余裕ができ、相手に合わせることが出来ます。心が満たされると相手との違いを認めることが出来、同じものを見ることが可能になるのですね。

　ほとんどのご夫婦は相手に先に満たしてもらうとします。愛し合っていると特にその傾向が強まります。

　あなたは「先に夫に愛されて心を満たしてほしい」と願います。夫も同じように「あなたに先に尊敬されてることで心を満たしてほしい」と願います。　ここでも「相手に期待する役割」と「ご自分が認識している役割」の不一致が起こります。

だとしたら、あなたがご自分でご自分を満たすことで夫のとの不一致を解決するのです。夫に満たしてもらおうと思わないことです。

　ご自分でご自分を満たすことは簡単です。

　あなたがほんの少し、心がウキウキすることをすればいいのです。

　あなたが好きなことをして、あなたの心をほんの少し満たすのです。

　心を満たすことは理屈ではないのです。

　トイレを磨くことや公園で深呼吸などもその一例です。お菓子つくりやアクサセリー作りなどもその一例です。今抱えている悩みからほんの少し離れた、たわいのないことでいいのですョ。したいことをしましょう。

　夫婦円満も離婚回避も夫婦再生も夫婦の溝への橋渡しの方も、あなたの心を豊かにすることが大切です。あなたが日々、楽しく過ごすことを優先しましょう。

　夫婦に溝があるのは当然のことです。男女は異なるのですから、性格の不一致は普通のことです。だからこそ、コミュニケーションをとる必要があるのです。
　男女は違うから面白いのです。　人生を楽しむゆとりをあなた自身でおつくりください。

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