★ 新聞記事 |
中村はるみの夫婦円満新聞コラム1 |
「夫婦円満2人暮らし」第1回2013/1/4
夫婦間コンサルタント 中村はるみ
性差
男性は「外」、女性は「私」を優先
この連載を担当する中村はるみです。夫婦仲に影響する男女の性差をご存じですか? クイズで説明しますね。
早速、問題です。あなたは繁盛しているラーメン店主。男性の常連客と女性の常連客が来店しましたが、ラーメンが一杯しか残っていません。あなたは、この一杯を男女のどちらに出しますか? 男女の心理から考えてください。
男女両方が満足する答えは「男性に我慢してもらい、女性に出す」です。
太古の昔、男性は組織で狩りをし、家族に獲物を提供する役割を果たしていました。そのため夫は自分がおとりになるなど、「私」より「外」(組織)を優先させてきました。妻は狩りを待っている間、自分たちが生き伸びることが目的でした。そのために周囲と協力しました。
その影響から男性は「私」より「外」を優先させる傾向があり、女性は「外」より「私」を優先させる傾向があります。男心は獲物を提供できた達成感を得たいのに対し、女心は大事にされ、獲物を提供してほしいのです。
店主が男性に「譲って」と一言頼むと、男性は仲間や組織の意識を刺激され、店主側に立ちます。男性は「私」よりも「外」(店主・顧客)を優先し、店主の達成感を客の喜びで味わいます。店主が女性にラーメンを出すと、女性は常連として、「私」を大事にされたと喜ぶのです。
店主の秘訣は、男性に一言、「譲ってやってほしい」と頼み、仲間に引き入れることにあります。
性差を生かし、妻が「あなたが必要。〇〇をして」と夫に頼み、男性としての達成感をくすぐることが、夫を会社人間から家庭人へ後押しする秘訣です。人生の第2章を夫婦円満に過ごしてください。
「夫婦円満2人暮らし」第2回
夫婦間コンサルタント 中村はるみ
脳の特徴
男性は論理、女性は積み重ね重視
NHKテレビのドラマで人気を博し、再放送もされた「薄桜記」は、女性らしさ、男性らしさあふれるセリフが魅力でした。あなたはこの女性らしさ、男性らしさがどこから来ていると思いますか?
結論を言いますと、それは男女の脳の構造の違いからです。構造が違えば機能も異なります。
男性の受精卵は、ホルモンの一種であるテストステロンという物質を大量に浴びて育ちます。その影響で、右脳と左脳をつなぐ脳梁の成長が弱く、女性より25%細くなります。
その結果、右脳の空間処理能力、感情、記憶と、左脳の問題解決能力、論理性が独立して働きます。ですから右脳の感情や記憶を、左脳の問題解決や論理から切り離して考えられます。つまり男性は問題解決をするとき、過去の積み重ねより論理を重視する。
逆に、女性の脳梁は男性より25%太いです。太い脳梁の中を通って右脳と左脳を大量の情報・感情が行き交い、両脳の機能が同時に働きます。右脳の働きで過去の事柄の影響が出ますから、女性は過去からの積み重ねやプロセス(過程)を重視する。
上記のように言われていましたが、現在の脳科学では定かでありません。心理傾向では男性は問題解決をするとき、論理に沿うことを重視し、女性は積み重ねやプロセス(過程)を重視する傾向があります。(2013年3月の調査の結果の追記文章)
この女性の特徴を捉えると、今までの積み重ねを認める夫の言葉が妻に響くといえます。例えば、「君の味噌汁が一番」「君がいたから頑張れた」という言葉などです。こうした言葉は、論理を横に置き、妻を認めることにつながります。
「薄桜記」に登場する夫・典膳の、妻・千春への言葉がまさにそうでした。また放送されたときは、ご夫婦で観て、その言葉を探してください。ヒントは、奥さまに響いた言葉です。ぜひ、「奥さまに響く言葉」をささやいて、人生の第2章を夫婦円満にお過ごしください。
夫婦円満2人暮らし」第3回2013年1月18日
夫婦間コンサルタント 中村はるみ
妻からの質問
話に耳を傾け、共感する気持ちを
男性に質問します。女性から「私と仕事とどちらが大事?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?
このときの女性の心理を推理すると、ほとんどが「大事にされていない」「無視されている」「寂しい」と感じているはずです。ですから実は、男性は質問に正直に答えてはいけないのです。
模範回答は「寂しがらせた僕が悪かったね」と、感情に訴える言葉。秘訣は女性の思いに応える気持ちを伝えること。つまり、共感が大事なのです。
「ごめんね、きょう一日大丈夫だから! 何しようか? どこに行きたい?」「今、本当に正念場で大切な状況なんだ。これを乗り越えられたら時間取れるから、そのときまで我慢してくれるかな? ……ありがとうね」と続けば満点です。
では、奥さまから「これとこれ、どちらが似合う?」と問いかけられたら夫のあなたはどう答えますか?
これも答えてはいけません。回答は「え~、どうしてこの二つを選んだの? ポイントは?」と、逆に奥さまにインタビューし、相づちを打つことです。
奥さまは気持ちよく話し、勝手に決めるはずです。この秘訣も奥さまに話をさせ、奥さまの感覚に共感することなのです。女性は話しながら情報を整理して結論を出す傾向があり、対照的に男性は、自分なりの結論を出してから話す傾向があります。
女性が求めているのは回答ではありません。自分の感情に共感してもらい、安心して情報を整理することなのです。情報を整理できれば自分で回答を出せます。妻の話に共感すれば妻の話は短くなりますし、何より妻は笑顔になります。まずは妻の話に耳を傾けてみましょう。人生の第2章を夫婦円満に過ごしてください。
「夫婦円満2人暮らし」第4回2013年2月1日
夫婦間コンサルタント 中村はるみ
夫婦げんか
不一致点を乗り越え絆を深める
友達の夫婦を見ると、性格の反対な夫妻が多いようです。それは、種族保存の本能が働いた結果と言えます。
本能は多くの異性の遺伝子を嗅ぎ取り、自分と一番異なる異性を選んで恋に陥ります。例えば、暑さに強い夫のDNA、寒さに強い妻のDNAが結びつくと、暑さと寒さに強い子、暑さに強い子、寒さに強い子などの多様な子孫が生まれます。そうすると、地球環境の変化に対応し、いずれかが生き残ります。
逆に人間心理は、共通点があると仲良くなります。その例が野球の巨人ファン、阪神ファンなどですね。問題は、種族保存の本能が働くため、心理的な共通点の少ない相手と恋に陥りやすいという矛盾です。
この矛盾を解消するために分泌されるのが、恋愛ホルモンです。ホルモンの作用で“不一致点”を魅力的に感じると、「相手に負けたくない」という感情などさえも楽々と乗り越え、「相手を知りたい」「理解しよう」「歩み寄ろう」とします。
しかし、残念なことに恋愛ホルモンの分泌期間は3年以内。分泌が終わると、今まで魅力に思えた“不一致点”が嫌いになったり、「相手に負けたくない」という感情が出てきたりします。
嫌いな“不一致点”を“自分基準”に無理に合わせようとすると、けんかや議論になります。けんかで交わされる主張がどんなに論理的でも、主張の根底には「自分に合わせろ」という感情が横たわっているのです。
けんかが、“不一致点の多い2人”による感情の応酬と分かれば、相手の主張を先に受け止め、さらに話を聞き終えて、あなたの感情を伝えるだけで夫婦の絆は深まるはずです。夫婦げんかも仲良くなるためのステップにして、夫婦円満にお過ごしください。
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