◆女は太陽の会 愛され妻たちの魔法 夫婦再恋愛 第1章 夫をヒーローにしたら夫婦仲が上手くいった! 実話3】「負けたくない!」を手放した教育ママ その1 |
下鳴恵子さん(38歳・外資系コンサルタント・年収1千万以上。子供なし。夫・貴之・43歳・弁護士) 家事は妻6・夫4の割合で分担、生活費は折半です。
私、下鳴恵子は夫のルーズさが我慢なりません。夫は独立するときに、回転資金など1千万を私に借りたのに、返済の約束を「今月はお金がないので、半額ね」などと言って守りません。夫は趣味にお金を贅沢に使うくせにです。私に甘え過ぎです。
「あなたは甘い!」と注意するのですが直りません。大体、弁護士資格と取るまで、私が養っていたようなものです。私は子どもが欲しいのですが、夫は子どもがいると人生を楽しめないと乗り気ではありません。
ある日夫のパソコンから偶然に浮気証拠を見つけました。すぐさま、友人の紹介で中村はるみ氏に相談しました。 |
私中村は、恵子さんに「どうしたいか?離婚もありですョ」とお訊きしましたら、「もし、再び浮気したら我慢できないが、今回は離婚しない」と答えました。
私は、恵子さんが貴之さんに相当惚れていることと、夫を常にジャッジしていることに気が付きました。
夫の浮気発見!的確な緊急対応策は、
1、証拠はご自分の手に届かないところで保存し、見ないこと。 2、ご主人の浮気を指摘し、恵子さんの目の前で浮気相手に別れるとメールをさせること。 3、ペナルティとして旅行やプレゼントなど夫に散財させることで終えて、その後夫の浮気を忘れ、再出発をすること。 |
貴之さんは素直に浮気を認め「もうしない」と約束しました。そして目の前で浮気相手に縁切りのメールをし、恵子さんの提案をすべて受け入れました。
夫が浮気相手に点数をつけている場合、その浮気相手たちはみな人魚姫なのです。つまり「僕の都合が悪くなったら、泡の如く消えてくれ」という存在に過ぎません。
一時はフラッシュバックでSEXができなかった恵子さんでしたが、お互いの離婚したくないとの思いが、SEXを復活させました。
また、恵子さんには幼いときに「誰にも負けてはいけない」という信条が刷り込まれ、夫と主導権争いをしていることがお話から解りました。そこで、心理セッションでその刷り込みを剥がしました。恵子さんが夫を立てるようになってから夫婦関係はうまくいくようになりました。
今回の特徴は2つです。1つは、夫の貴之さんが弁護士であったことです。貴之さんは私生活の問題解決にも仕事の弁護士モードになり、一時は離婚訴訟のように、お互いの権利を主張し始めたことです。
今までのケースでも、夫婦の間に弁護士が入ると仲が険悪になり、離婚モードに突入したことがありました。ご夫婦が弁護士同士の場合はなおさらバトルをします。
その時の切り札は「私たち愛し合っているのに、何をしているのだろうね」という問いかけでした。
夫婦関係再構築、夫婦関係修復、離婚回避には、 弁護士思考は抱いてはいけない思考なのです。 |
離婚につき進み、夫婦の溝を育てる思考だからです。なぜなら、お互いの権利を主張することは「相手に負けたくない」と争うことなのです。
もうひとつの特徴は次回です。それは、共働き家庭の特徴の一つと言えます。
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写真提供:ペイレスイメージズ