部屋解約離婚を迫る夫と円満夫婦になる2つの視点　実話

 

  亀井華子さん(２６歳・セールスレディ。子供なし。夫・考一・３０歳・技術者・会社員)

 

１月に夫から「もう嫌だ、離婚しよう」と言われました。

早速、離婚カウンセラーの元に２人で２カ月間通いましたが、夫の離婚の意志はさらに強くなるばかり。

１０月には「来年の１月までに離婚し、今住んでいる部屋を解約するから」と言われるしまつ。

 

そこでネットで調べ、夫婦円満コンサルタント中村はるみに相談にきました。

 

　私中村は、性格テストを華子さんにしていただきました。

すると出たのが「ピーターパンタイプ」

ワークから、夫考一さんは「職人タイプ」と推測しました。

 

華子さんのお仕事はお相手の意見を覆し、ご自分の商品を売るセールスレディです。

 

 

私は次のような質問をしました。

 

＊-＊ 

はるみ「華子さん、孝一さんに何か依頼したり、意見が異なるとき、プッシュしますか？」

華子「プッシュ？」

 

はるみ「たとえば、孝一さんが『それ、いいよ、しなくても』と言ったら、

『はい、そうします』と言いますか？　

それとも(私の意見が通るかな)と思って、プッシュしますか？」

華子「プッシュします」

 

はるみ「そうですか、それが第一の原因ですね。

夫は結婚するとヒーローになりたがります。

 

孝市さんはヒーローになりたかったのでしょう。

華子さんは考一さんの地雷を踏んでいます」

華子「地雷？！」

 

＊-＊

 

考一さんの｢いいよ、しなくっても｣は「絶対しなくていい」なのです。

職人タイプの方は、ご自分の意見を持っています。

 

でも、｢俺の言う通りにしろ｣とは言いません、頑固ですが争うことが嫌いなのです。

 

ピーターパンタイプの華子さんは夫の言葉を｢君の意見によっては、僕の意見も変えるよ｣と受け取りました。そして、交渉し始めたのです。

 

それはある意味、妻の意見を押しつけたと言えます。

それが、夫が離婚する気になった主な原因がです。

 

私は華子と言います。 そんなのうそーです。夫は優しく穏やかに「それ、いいよ」と言ったのです。   だから、押せばどうにかると思って押しただけ、まさか絶対に嫌だったとは…   カウンセラーさんに行くときも「離婚は嫌ョ。一緒に行って行き違いを直そうね」と言ったら夫は「うん」と言って一緒に受けていたの。   でも全然離婚を撤回しないし、より頑固になってしまったの。

  

　ご自分の感情を表すことが苦手な男性はカウンセラーに相談することを好みません。

 

さらに妻から誘われたカウンセラーなんかの話にほとんどの夫は耳を傾けません。

妻の勧めるカウンセラーはアウェ―(敵陣)です。

 

なのに、なぜ夫婦でカウンセリングを受けた理由は、

華子さんの「離婚したくない」との意志が強く、自分の思い通りにしようとする意志も強かったからです。

 

「俺を思い通りにしたいのはいつものことだ。

受けたくないがここは妻の言いなりになり、妻の気持ちを和らげよう。

その後に、離婚しよう」と考一さんが考えました。

 

考一さんは我慢して離婚カウンセリング受けたのです。

ですから、受けるたびに「絶対に離婚する」と意志を強固にしていったと推測しました。

 

この解決ポイントは、次の2点です。

・ほとんどの男性は結婚するとヒーローになることを望む。

・ヒーローに対して人はどう反応するか。

 

 

ヒーローが凱旋するさまを思い浮かべてください。

人々は誉めたたえます。ヒーローに逆らいませんよね。そして協力します。

 

これが考一さんが妻に望んだことです。

だとすると、何をすればよいかわかりますね。

 

次回は亀井華子さんに提案したプッシュしないアプローチの一部始終を記載します。　

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